終りに

第24回 終りに

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2年間に渡って連載を続けてきた本コラムも、今回でいよいよ最終回です。


あっという間の2年間でした。締め切りに追われるようにして書いた回も多々ありましたが(笑)、テーマに沿って、思いを巡らせ、整理し、形にする時間はとてもたのしい時間でした。

おそらくこのコラムを一番たのしんだのは、書いている私自身なのではないかと思うくらいです。


この最終稿を書いている現在、「両国パフォーマンス学会」という企画の準備に精力を注いでいます。これは大道芸、サーカス、ジャグリング、、、などをテーマとして考察や研究を重ねるひとが集まって発表する企画です。

大道芸、サーカス、ジャグリング、、、などなど、「パフォーマンス」と括られる事が多いこのジャンルに今何が必要か。それは「言葉」と「記録」だと思うのです。普段みる/やるものである「パフォーマンス」を言葉で多角的に切り取り、議論が深めたいのです。

実際に集まった発表の数々がカバーするジャンルは、歴史から数学・物理、あるいは評論など多岐に渡ります。そのひとつをとっても、パフォーマンスの世界の多様さが感じられます。

この多様さの中にジャグリングが「職業」として成り立って行く可能性が詰まっているように思います。

可能性が詰まっているということは、裏を返すと、今はまだ実現していない、ということでもあります。

6カップをするハードパンチャーしんのすけ
2年間コラムご覧いただきありがとうございました。

2年間に渡るこのコラムの記事が、その可能性を追求し、あなたが「プロジャグラー」として踏み出さんとする一歩の後押しになっていたら、ものすごくうれしいです。

みんなで「プロジャグラー」の道を確かなものにして行きましょう。 連載期間中、たくさんの方から「読んでるよ!」という声をかけていただき、とても励まされました。

応援してくださった皆様、ありがとうございます。

そして、このような場を設けて下さったイベントパートナー様に最大の感謝を。



このコラムを書く事で、たくさんの気付きがありました。

それを現実として、どのように形に変えて行くか。

私の「プロジャグラー」としての探求は、これからまだまだ続きます。



ジャグリングを通していつか時間を交える時に、あなたと「プロジャグラー」論を交換できる事をたのしみにしています。

ハードパンチャーしんのすけ

プロジャグラー。日本のデビルスティックのパイオニアとして、エンターテイナー、インストラクター、
プロデューサーとして、日本全国で活動中。
  • 【受賞歴】
    アクア大道芸フェスティバルふれあい賞(2002)
    日テレArtDaidogeiグランプリ優秀アーティスト賞(2004)
  • 【活動】
    ジャグリング講師---関東にて6教室展開中。
    ジャグリングイベントプロデューサー---現在は月に一回のライブ公演「門仲ジャグリングナイト」主催。
    被災地応援パフォーマンス団 代表---東日本大震災被災者に「パフォーマンスで笑顔を届けよう!」と
    プロジェクトを立ち上げました。 http://playforjapan.info
  • 【出版等】
    教則本「デビルスティック大全」
    DVD「FantasticDevilstick」
  • 【メディア出演・掲載】
    フジテレビ「笑っていいとも!」(2005)日本テレビ「赤鼻のセンセイ」(2009)NHK「極める!」(2010)
    読売テレビ「教育ルネサンス~東大解剖」(2007)サンデー毎日(2009)FRIDAY(2009)
    DVD『LICENSE vol.TALK SHINAGAWA』特典映像出演(2011)
    意見、感想はこちらに! @shinnosuke_hp ハッシュタグを付けて呟いてね!#jugglingcolumn