プロジャグラーとして自分の適性を考えよう

第21回 プロジャグラーとして自分の適性を考えよう

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プロとして活動して行くのに、「技術」の向上というのは、終わる事のない課題なのですが、どんな「技術」を向上させるか、というのは選択の余地のあることです。

すでにみてきたように「プロジャグラー」と一口に言っても、活動するジャンルは多岐に渡ります。

ステージ上でライトを浴びて生きて行くのか。

ストリートを中心にして自由な活動をするのか。

活動場所にしても、国内を中心とするのか、世界を意識するのか。

目線を変えると、教えることや、ジャグリングを紹介するような活動、さらに、道具を供給することでジャグラーの活動を支えることもできるかもしれません。

どれを選ぶのが正解というのは、もちろん、ありませんが、自分が「たのしい」と思えることを起点にして、何を選ぶのか考えるのが大切です。
「たのしい」がなければ、続きませんから。社会との距離感をはかりつつ、自分の「たのしい」を形にできたらよいですよね。


現在、私は「ジャグリングで社会のたのしい!を増やす」ことを目標に活動しています。そして、その活動は「パフォーマー」「ジャグリング講師」「イベントプロデュース」という3つの柱によって支えられています。

このような柱ができた過程を振り返ってみましょう。

ハードパンチャーしんのすけ
『パフォーマー』としてイベントを盛り上上げるハードパンチャーしんのすけ

スタートは「パフォーマー」でした。

当時大学院の研究室に所属していた私は、「自分の持っている技術を活かす」ことで生計を立てることを始点に未来を考えました。
学問の道を歩む、というのが一番真っ当な方向でしたが、考えれば考える程に「ひとにたのしいを提供する」ことに魅力を覚えました。

そこで大学院を休学し、パフォーマーの道に進みました。私は、目の前にいるひとと時間を共有できる「大道芸」という形が好きでした。

今でもここが私の原点ですし、これがあったから、今まで変わらずに「プロジャグラー」として活動できています。


さらに「たのしい」を掘り下げてみると、自分がジャグリングを覚えたときの興奮、ジャグリングを通して得た体験が根っこにあります。
ならば、「ジャグリングを通して得られること」を伝えたい!と思うのは、自然な成り行きでした。
自分が設立したジャグリングクラブなどの活動を通して、「教える」という経験もすでにあり、そこで感じたことが大きな要因になっていたのかな、と今から振り返ると思います。

そして、「イベントプロデュース」。

子どもの頃、何かを流行らせるのが好きでした。みんながまだ注目していなかったものを、みんなに紹介し、流行らせる。
一度流行ると、中には強烈な収集癖のある友達がいたり、そもそも財力に欠けていたので(笑)、友達にはかなわないのですが、自分が目をつけたものが広がって行くのをみるのは、快感でした。
そんな背景もあり、たぶん、何か自分で何かを思いつき、あるいはみつけ、それを世の中に出して行く作業が好きなのだと思います。


自分の適性というと難しく聞こえますが、答えはすべて自分が歩んで来た道の中にあります。

ジャグリング×あなたの人生。遠くを見つめるのも大切ですが、自分にすでにあるものをみつめることで、自分らしい活動の道が見えてくるでしょう。


あなたの「たのしい」は何ですか。

ハードパンチャーしんのすけ

プロジャグラー。日本のデビルスティックのパイオニアとして、エンターテイナー、インストラクター、
プロデューサーとして、日本全国で活動中。
  • 【受賞歴】
    アクア大道芸フェスティバルふれあい賞(2002)
    日テレArtDaidogeiグランプリ優秀アーティスト賞(2004)
  • 【活動】
    ジャグリング講師---関東にて6教室展開中。
    ジャグリングイベントプロデューサー---現在は月に一回のライブ公演「門仲ジャグリングナイト」主催。
    被災地応援パフォーマンス団 代表---東日本大震災被災者に「パフォーマンスで笑顔を届けよう!」と
    プロジェクトを立ち上げました。 http://playforjapan.info
  • 【出版等】
    教則本「デビルスティック大全」
    DVD「FantasticDevilstick」
  • 【メディア出演・掲載】
    フジテレビ「笑っていいとも!」(2005)日本テレビ「赤鼻のセンセイ」(2009)NHK「極める!」(2010)
    読売テレビ「教育ルネサンス~東大解剖」(2007)サンデー毎日(2009)FRIDAY(2009)
    DVD『LICENSE vol.TALK SHINAGAWA』特典映像出演(2011)
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